京都東福寺龍眠庵のお墓・永代供養墓のQ&A
Q10.墓石建立者に朱色を塗るのは何故ですか?
関西エリアでは、墓石を建てる際に、建てた人の名前に朱色を塗る風習がございます。
いつから朱色を入れるようになったのか?その理由は何故なのか?という事に関しましては、いまだ想像の域をでません。
朱色を入れる場合は、アンダーネームだけに入れる場合が一般的ですが、石材店によってはフルネームに入れているところもございます。
関西でも地域や石材店によっては、朱色を入れない場合もございます。
全国的にみますと、建立者に朱色を入れる風習はローカルルールといえます。
他エリアの人の中には、「生前に墓石に戒名を彫刻する場合のみ朱色を入れるのが正解で、建立者名を朱色にするのは間違いだ!」という意見もございます。
何が正解で何が間違いと問いただすことにどれだけの意味があるのか分かりませんが、風習とはその地域に根付いたことなので、正誤の外にあるのではないかと思います。
なぜ朱色??
- 「なぜ朱色なのか?」という事について思いを巡らせてみたいと思います。故事より、銀は魔よけの金属として用いられてきました。大昔は、朱色を作るために水銀を使ったそうです。銀の入った塗料に魔よけの意味を込めて、神社の鳥居や欄干などが塗られていたのではないかと想像できます。これらをお墓に当てはめて、当時の人が墓石に自分の名前を彫刻するにあたって、何となく気色悪い気持ちを解消するために塗り、これが流行ったのではないか?という可能性もゼロではないと思います。真意のほどは謎ですが、建立者に朱色を塗る風習は、地域によっては今も根付いています。
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