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永代供養の永久墓とは?

2022.10.23

京都東福寺龍眠庵のお墓の豆知識

永代供養の永久墓と定義について

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

永代供養の樹木葬

東福寺の塔頭寺院である龍眠庵では、永代供養の樹木葬として「四十一菩薩」の受付をしています。

一昨日は、ご先祖様のお供養の場所として、先々はご夫婦のお墓として樹木葬の予約をいただきました。

龍眠庵の樹木葬は、事前に登録をしていただいた方で最後の方が埋葬されてから30年間は、墓地区画にお参りをいただきます。

30年経過後に延長の届け出がない場合は、各家の地蔵尊を庭に移して、寺院がお供養をする樹木葬がスタートいたします。

龍眠庵の樹木葬は、永代供養墓ではありますが、先々にお墓の形態が変わりますので永久墓とは呼べません。

永代供養の永久墓

昨日は、神奈川県よりお越しのお客様に永代供養墓「庵(いおり)」のご予約をいただきました。

同じ東福寺の塔頭寺院である霊源院で永代供養墓の受付をしておりますが、東京・千葉・神奈川県など関東のお客様にも多数の建墓をしていただいてまいりました。

龍眠庵では、「庵」と「円満(えんまん)」の2種類の永代供養墓をご用意しています。

龍眠庵の永代供養墓は、後継者がおられない場合でも、お墓は撤去されずに寺院が維持する永久墓です。

おそらく永久墓という言葉は最近で来たのではないかと思いますが、はっきりとした定義はありません。

寺院の中には、武将や著名人などのお墓が建っているところがあります。

これらの寺院は、これらのお墓の墓地の承継が行われていない場合であっても、歴代の住職がお墓の維持やお供養を勤めています。

これら著名人のお墓は、永久墓のわかりやすい例だといえます。

筆者が思う永久墓の定義

  1. 墓地の承継手続きが途絶えた以降も残るお墓。

  2. 地震などで墓所が破損した際には、墓地管理者が修復を行い維持されるお墓。

  3. 定期的なお供養が勤められるお墓。

永久墓とは、後継者へと承継手続きが行われているお墓と、何も変わらい状態が続くお墓ということだと思います。

龍眠庵や霊源院で受付をしています永代供養墓は、寺院が後継者に代わって墓石を維持し、定期的なお供養を勤めていますので、永久墓といえるのではないでしょうか。

少子化や核家族化での永久墓の役割

最近は、郷里のお墓を墓じまいして、ご先祖様のご遺骨の改葬をされる方が増えています。

主なご遺骨の改葬先としては、合祀墓や新たな墓所が選ばれています。

合祀墓への改葬は、新たに墓地の使用権を確保する必要がないことから、後継者へのお墓の承継はありません。

新たな墓所をお考えの場合は、墓所の使用権の確保が必要になります。

既存のお墓では、後継者がおられない人や、ご子息が遠方にお住いのご夫婦には、どうしても墓所の確保には不安が残ります。

龍眠庵の永代供養墓は2名様の永代供養料を一式費用に含みますが、必要時に永代供養料を納めていただくことで埋葬していただける人数に制限はありません。

また永久墓のため、後継者のおられない方も安心してお墓を確保していただけるのではないかと思います。

ご子息が遠方にお住いのご夫婦は、確保したお墓の先々に使用をするかは、後継者に委ねていただくことができます。

各家のお墓は龍眠庵が維持いたしますので、既存のお墓のように子孫が墓じまいを考える必要はありません。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
  • 担当 柳田 貴人
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