東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
昨日は、東福寺霊源院の永代供養墓で納骨法要の立ち合いをさせていただきました。
お客様のご希望により、骨壺のままでの埋葬をさせていただきました。
お墓の説明をさせていただく中で「えっ!?骨壺のまま、お墓に入れるのではないのですか??」ということが、よくあります。
永代供養墓や樹木葬のご見学にお越しのお客様の場合では、4割程度の方が骨壺での埋葬だと思っておられるようでした。
東福寺龍眠庵のある京都近郊では、ご遺骨は骨壺から出してからお墓に埋葬するのが一般的です。
墓所に埋葬する方法は、地域やお墓の種類によって異なります。
関東や北九州の方では、骨壺から出さずにお墓に納骨をすると聞きました。
また、室内墓苑にある納骨仏壇なども骨壺のままで納骨いたします。
東福寺龍眠庵に、永代供養墓や樹木葬のご見学にお越しのお客様は、最近増えてきた室内墓苑の資料にも目を通されているのかも知れません。
そのためなのか、骨壺のままで埋葬すると思っている人が多いように思います。
永代供養墓や樹木葬のご見学にお越しの方の多くが、骨壺での埋葬だと思っておられたようでした。
しかし、ほとんどのお客様は、地域の習わし知ることで骨壺から出す埋葬を希望されます。
それというのも、骨壺のままで埋葬するためには、相応のお墓の構造が必要になります。
骨壺を入れるために必要な墓石の穴の大きさや、十分な納骨室の広さが必要です。
ご希望される条件によっては、墓地の面積も関係してまいります。
そのため、骨壺での埋葬を希望する場合は、まずはその事を石材店に伝えておかなければなりません。
昨日、東福寺霊源院の永代供養墓に埋葬されたお客様は、永代供養墓を申込される前に骨壺の寸法をお聞きして埋葬が可能なことを確認しておきました。
永代供養墓の受付をしておりますと、田舎のお墓から遺骨の改葬を希望するお客様が多くいらっしゃいます。
納骨をされる際に、土のついた骨壺に入った遺骨を持ってこられるお客様が多いように思います。
京都で長年石材店をしていますと、そのような感覚が麻痺してしまうのかも知れませんが、全国的にみると骨壺での埋葬をする地域が多いのかも知れません。
弊社では、現在受付中の永代供養墓のお墓の構造を、出来るだけ骨壺での埋葬も可能なものを採用しています。
ただし、限られた墓地面積の中での設計になりますので、永代供養墓「円満」や「庵」については、大きな骨壺は埋葬できません。
また、埋葬できる人数にも少なくなってしまいます。
永代供養墓「安養墓」でしたら、一般に総骨と呼ばれる大きな骨壺の納骨も可能な設計にしています。
お客様のニーズには、出来るだけ対応をさせていただきますが、このような事情もご理解をいただければと思います。