文字の大きさ 電話

理想の夫婦墓とは?

2022.09.22

京都東福寺龍眠庵のお墓の豆知識

理想の夫婦墓とは?

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

今春から龍眠庵で永代供養墓や樹木葬の受付がスタートしました。

年々、自分達のお墓の確保を検討しているご夫婦が増えているように感じています。

先日のブログで触れましたが、終活をされているご夫婦が増えていることと比例しているようです。

本項では、夫婦墓をテーマにした内容で書かせていただこうと思います。

昔の夫婦墓は?

少子化の時代を迎えて、様々な霊園で永代供養墓の受付が始まりました。

その頃の永代供養墓は、後継者のおられない方専用のお墓がほとんどでした。

1名様用・2名様用・合祀の3通りの中から、希望するお墓を選んでいただく必要がありました。

夫婦墓を希望する方は、2名様用を申し込んでいただくことになります。

ご遺骨を埋葬する納骨室のスペースも狭く、更なる人数を追加することができませんでした。

霊園によっては、夫婦墓といえば今でもこのタイプしかないところもあります。

夫婦墓を検討しているお客様の希望は?

「先ずは、自分達夫婦のお墓を確保しておきたいが、先々に子供が入ることを希望するのであれば、そうすればよい。」

生前にお墓の確保を検討しているご夫婦の中には、このような意見をお持ちの方が増えているように思います。

お子様のおられないご夫婦の場合は、「死んでしまったら後のことはわからなくなるけど、いつまでも残るお墓を探している」という話をよくお聞きします。

また、ほとんどのご夫婦が、墓じまいの心配や維持費などで家族に負担をかけないお墓を探しておられます。

けっして、2名様専用のお墓を探している訳ではありません。

ご夫婦の多くは、それぞれに希望を持ってお墓を検討しています。

これからの時代の理想の夫婦墓とは?

東福寺の中にある霊源院や龍眠庵にお墓の見学にお越しのご夫婦のお話をまとめてみましたので、これからお墓を考えている方は参考にしてみてください。

  • ①後々の墓地の維持費が不要なこと

  • ②墓じまいの心配がないこと

  • ③希望する人数を埋葬できること

  • ④いつまでも残るお墓

  • ⑤家族の負担を軽減したい

  • ⑥静かで清潔な環境

  • ⑦気軽にお墓参りができる場所

希望を満たすためには

①について

  • 皆様の希望を満たすためには、墓地管理料は永代管理が必須になります。

②③④について

  • お墓に関する規程は墓地により異なります。

  • 埋葬人数に制限がないか?墓石が維持される期間に制限はないか?について、墓地使用規程を確認する必要があります。

⑤について

  • ご家族の負担軽減を考えた場合、つい費用面だけを考えがちです。

  • 安心して相談できる寺院、信頼して供養を任せることのできる寺院との出会いも家族にとっては心強い存在になります。

⑥⑦について

  • 墓地の環境や交通アクセスについては、現地を見学する必要があります。

  • 見学をした際には、お墓に供えられた枯花の様子をチェックして、枯花があまりにも多い場合は「枯れた供花の扱い」を確認してください。

  • 霊園や寺院の多くは、定期的に枯花の回収や苑内の清掃をしています。

  • 枯花や供物が放置されている墓地での夫婦墓は、避けた方が無難です。

  • また、運転免許証の返納後のお墓参りを想定した、墓地選びをおすすめいたします。

まとめ

これから夫婦墓を検討していただく際の着眼点や注意点などを紹介させていただきました。

筆者が持つ理想の夫婦墓のイメージは、寺院に建つ歴史上の偉人のお墓のように、時々ご住職に面倒を見てもらいながらいつまでも残してもらえるお墓です。

個人的には「静かな場所がいいな」と思います。

今では、永代供養墓や樹木葬、室内墓苑など、様々なタイプのお墓を選んでいただけます。

これからお墓を検討されているご夫婦は、①~⑦の条件を満たしたお墓を見つけることで、先々まで安心していただけるのではないかと思います。

皆様のお墓選びの参考にしていただけましたら幸いです。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
  • 担当 柳田 貴人
  • 近鉄東寺駅すぐ
  • 電話 075-693-7345(10:30~18:00)
  • 毎週火曜日・第2第4水曜日定休
サイドナビ