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樹木葬とは?-お墓の豆知識

2022.07.23

京都東福寺龍眠庵のお墓の豆知識

樹木葬とは?

樹木葬とは?

樹木葬は、山林などに納骨をする埋葬方法の事です。

火葬が普及する以前は、土葬をしていました。

土葬をする場所は、衛生上の問題から街中を避けて山林などが選ばれました。

以前は、火葬が大半になりましたが、少子化・墓石を残したくない・費用を抑えるなどの理由で、山林への埋葬が見直された時期もありました。

最近では、山林への埋葬の寂しいイメージや、お墓参りを考える遺族の交通アクセスなどの理由で、公園墓地や寺院の境内などに造られた都市型樹木葬へと需要が移ってまいりました。

永代供養をお約束する所も多く、樹木葬は「埋葬の方法」から「後継者問題を抱える方々のお墓」へと変化しています。

樹木葬の種類

樹林葬

山林などに埋葬をして墓石の代わりに植樹を致します。元々は樹木葬と呼ばれていましたが他のタイプと区別するために樹林葬とも呼ばれるようになりました。

樹木葬 メインツリータイプ

公園墓地や公営墓地に多いタイプの樹木葬です。墓域の中央付近には、メインツリーと呼ばれる大きめの木が植樹され、その周囲に埋葬を致します。目印として名前や家名が彫刻されたプレートが、納骨された場所に置かれる所もあります。

樹木葬 集合墓タイプ

霊園や寺院墓地に多いタイプの樹木葬です。区画には、一般的な墓石に比べて小型のプレート墓石が30~50基程度ならび、各墓石の間には草花を植樹しています。メインツリータイプに比べて埋葬された場所との距離が近く、小型の墓石が設置されていることから、従来の墓参に近い感覚でお参りできます。

庭園樹木葬

寺院ならではの樹木葬です。一般的なお墓が周囲には無いため、まるで庭園のような環境の場所に個別に埋葬をいたします。永代供養では長期間のお供養が基本ですが、いつまでお供養が継続されるのかを、事前にお尋ねしておくと安心です。

樹木葬での永代供養

樹木葬を受付している公営墓地・公園墓地・霊園・寺院の多くは、宗派を問わない募集をしています。

樹木葬での永代供養では、埋葬をされた方々の定期的な供養を永代に亘り継続して勤めることをお約束しています。

墓地管理者が宗教法人以外の墓地での永代供養では、近隣の寺院との間で定期的なお供養の約束をしています。

墓地管理者が宗教法人の場合は、その寺院の宗派に沿った法要が定期的に勤められます。

樹木葬の多くは、各ご遺族が集まっての合同法要形式でのお供養が行われています。

永代供養の期間は、墓地によって様々で各墓地の管理者が墓地使用規程などで定めています。

また、墓地使用規程には樹木葬墓地の使用期間も記されていますので、事前の確認をおすすめいたします。

核家族化や少子化の中での樹木葬

樹木葬には、個人タイプ・夫婦タイプ・家族タイプなど、使用者の要望に沿ったタイプがございます。

核家族化が増々進む中では、後継者のおられる方であっても、夫婦タイプの樹木葬が人気です。

生前確保を検討される方では、「家族タイプを確保したが先々の使用は子供の意志に委ねる」という考えのご夫婦が増えています。

また、後継者のおられない人の中には、樹木葬を生前に予約しておくことで、万一の際には安心して相談出来る寺院へと繋がるケースが多いようです。

核家族化や少子化の中では、菩提寺とのご縁が無い方にとって、気安く相談できるお寺が出来ることは、とても心強いのではないでしょうか。

まとめ

核家族化や少子化の中で、小型墓所やシンプルなお墓を求める声が増えています。

良きお墓の確保や、良きお寺とのご縁は安心に繋がり「より良く生きる」という終活の目的達成にも貢献いたします。

お墓や仏事でお悩み方がおられましたら、遠慮なくご相談ください。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
  • 担当 柳田 貴人
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