東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
昨日は、1件のお客様に永代供養墓と樹木葬のご見学をいただきました。
東福寺龍眠庵の古い檀家さんより紹介のお客様で、ご見学には檀家さんも一緒にお越しくださいました。
永代供養墓をご見学の後に、お位牌についてのご相談をいただきましたので、東福寺霊源院の本堂にある位牌壇を案内させていただきました。
お仏壇とお位牌について 目次
ご葬儀の際には、葬儀社やご住職が白木のお位牌を用意してくださいます。
葬儀の後は、ご遺骨と一緒の祭壇に白木のお位牌を自宅でお祀りいたします。
お仏壇にお位牌をお祀りする宗派では、四十九日までに本位牌や塗りの位牌と呼ばれる位牌の準備をしておきます。
東福寺霊源院では、本堂での四十九日の法事の時に、ご住職に白木の位牌の魂抜きと本位牌の魂入れをしていただく場合がほとんどです。
東福寺霊源院で四十九日をする際に、本位牌の他にご本尊様と脇仏様(お祀りする方のみ)も、本堂で一緒に魂入れをしていただきます。
ご自宅に帰られましたら、ご本尊様をお仏壇上段中央に納めて、ご本尊様の左右に脇仏様(お坊さんの絵)を納めます。
ご本尊様の下段に、新しく用意されたお位牌を納めます。
お仏壇についての詳細は省略いたしますが、詳しくは仏壇店またはご住職にお尋ねいただければと思います。
以前よりお仏壇のある方は、新たに加わったお位牌のみを納めます。
時々「お仏壇の魂入れ・・・」と聞くことがありますが、正確にはお仏壇に納められたご本尊様や脇仏様の魂入れになります。
宗派や寺院によって、解釈が異なることがあるかもしれませんが、東福寺霊源院ではお仏壇に納める仏様に入魂をいたします。
多くの方は、お位牌と同時にお仏壇の手配も並行して進められますが、最近は自宅にお仏壇を置かないことを希望する人が増えているように思います。
先日も、永代供養墓をご見学のお客様がご住職との面談の際にお仏壇についての質問をされていました。
「お仏壇を買わないでおこうと思うのですが、お位牌を置くためだけの簡易的なものでもよいでしょうか?」
最近は、写真やお位牌をきれいにセットできる専用の物が売られています。
お仏壇のように、ご本尊様をお祀りしませんのでお仏壇ではありませんが、故人様のお位牌が粗末になるような印象は全くありません。
「お位牌が粗末にならなければ、大丈夫ですよ。」
「できれば、ご飯とお茶かお水は毎日お供えするようにしてください。」
東福寺龍眠庵で永代供養墓や樹木葬をお求めの人も、ご希望の方には東福寺霊源院の位牌壇をご利用いただけます。
位牌壇とは、ご自宅でお祀りが出来なくなったお位牌を安置するための寺院の施設です。
タイトルを「お位牌の供養」といたしましたが、お位牌は故人様を供養するためのツールの一つです。
少子化によって、お墓と同様にお仏壇を守る後継者のいない家庭が増えています。
お仏壇を処分しなければならない時が来た場合には、ご住職に相談をしてください。
ご本尊様・脇仏様(祀っている場合)・お位牌の魂抜きをしていただきます。
魂抜きが済んだご本尊様やお位牌は、ご住職がお焚き上げ(焼却処分)をしています。
故人様のお位牌を残したいと希望される方には、新たな故人様のお位牌を位牌壇に安置していただく方法もあります。
昨日、ご見学のお客様には、位牌壇の説明や、他のお客様からお聞きした例などを簡単に紹介させていただきました。
お位牌のお祭りの仕方について、選択肢を紹介させていただいたことで、お客様の気持ちも少し整理されたように感じました。