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低予算で埋葬できるお墓-少子高齢化

2022.04.14

京都東福寺龍眠庵の永代供養墓豆知識

少子高齢化でのお墓のあり方について①

若者がお墓に求めるもの

少子化、高齢化を身近に感じるようになると共に、皆様がお墓に求めるものも徐々に変わってまいりました。

最近、縁があって大学生の方々から沢山の意見を頂戴することができました。

これらの意見を拝見していますと、ほとんどが従来型のお墓には否定的な意見ばかりでした。

いただいた意見をまとめてみますと、下記の3通りに集約することが出来ました。

おそらく若い方々の本音でしょうから、これらの意見を否定するつもりはございません。

ただし、この3つには、コインの裏表のように良い部分と悪い部分がございます。

まずは、低予算での埋葬が出来るお墓について、メリットやデメリットを考えていきたいと思います。

『低予算での埋葬が出来るお墓』のメリットについて

昨今は、少子化により一人っ子同士の結婚が増えています。

双方の両親の介護や仏事に至るまでの子供世帯の負担は、昔に比べますと大変大きなものになっています。

ほとんどの人が、限られた予算の中で進めていく必要がありますので、優先順位の高いものに予算をかける必要があります。

また、同じような内容であれば、わざわざ高いものを申し込む必要はなく、安いにこしたことはありません。

『低予算での埋葬が出来るお墓』がデメリットについて

低予算での埋葬が悪いということを申し上げるのが目的ではありません。

メリットとデメリットの双方を考えた上での選択に結び付けていただきましたら幸いです。

低予算での埋葬できるお墓の代表は合祀墓になります。

合祀墓は合葬墓とも呼ばれ、他の方々と一緒に埋葬をするお墓で、ほとんどの場合は維持費も必要ありません。

合祀墓のデメリットは、埋葬後の遺骨の返還に対応できませんので、先々の改葬はできません。

中には、手元供養用の容器に少量の遺骨を分骨をして供養をされている人もおられます。

手元供養をお考えの方は、将来に手元の遺骨が粗末にならないよう計画をもって進めてください。

個別のお墓に埋葬を希望される人は、比較的低予算で確保できるお墓もございます。

一定の区切られた区画の中に、小型の墓石が並ぶ集合墓や都市型樹木葬と呼ばれるお墓です。

これらの樹木葬や集合墓では、低予算を実現するために一軒当たりの墓地面積は狭く、納骨室の容積も狭く造られています。

予算を抑えるために寸法を小さくした結果として、一人用・夫婦用(2名)などの埋葬の人数に制限がある場合があります。

また、事前に遺骨を細かな粉体に加工してから納骨する場合もあります。

小型墓石では、お墓の使用期間に制限がある場合が多くあります。

申し込み時から使用期間のカウントが始まる場合は、生前にお墓の確保を検討している人には不向きです。

既存のお墓に近い墓地面積や、墓石の大きさ、先々での維持費不要の永代管理、定期的に開催される故人への法要を希望する人には、それなりの出費が必要になってしまいます。

まとめ

少子化、高齢化の時代を迎えて、低予算での埋葬が出来るお墓のメリットやデメリットを紹介させていただきました。

合祀墓や樹木葬、永代供養墓の中には、一式費用を総額で表示している場合が多く、必要な予算を把握しながら選んでいただくことが可能です。

少子化の時代では、子供への負担軽減を考えて生前に自分達のお墓を確保するご両親や、郷里のご先祖様の新たな祀り方を模索されている人も増えています。

少子化の時代であっても、夫婦や家族が一緒のお墓とお考えの方も多いのではないかと思います。

龍眠庵では、合祀墓・樹木葬・永代供養墓とご要望に沿ったお墓の提案をさせていただきます。

お墓やお供養のご相談は、当寺まで遠慮なくご連絡ください。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
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