東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
以前は後継者のおられない方が永代供養墓を確保されていました。
最近は後継者への負担軽減を考えて、後継者の有る無しに関わらず多くの人が永代供養墓を選んでいます。
永代供養墓を選ぶ際のチェックポイントを紹介していますので、これからお墓探しを始める方は是非参考にしてください。
この記事の内容
それぞれに希望する墓地の条件は違いますが、見学の際にチェックしておきたいポイントを紹介いたします。
子供世帯が離れて暮らす核家族が多い中では、誰の家を中心にしてお墓の場所を決めたらいいのか悩む人も多いのではないかと思います。
新幹線の停車駅から公共交通機関を使ってのお墓参りができる場所でしたら、離れて暮らす家族もお参りがしやすいお墓といえます。
駅の近くの交通至便な墓地は、駐車スペースが狭い所が多い傾向にあります。
墓地を見学する際には、駐車場の有無や近隣のコインパーキングなどを調べておくと安心です。
階段や急坂などがありますと、ご年配の方はお墓参りが億劫になりがちです。
バリアフリーに配慮した設計の墓地がベストといえますが、老人がお一人でお参りできる環境ですと安心です。
お手洗いや休憩スペースがあると安心したお墓参りが出来ます。
今は、ほとんどの霊園で水道や貸しバケツ・柄杓などの準備があります。
最近は、ヤカンやペットボトルを持ってお墓参りに行くこともなくなりましたが、見学の際にはチェックしておいてください。
静かに故人と向き合うことができる環境の墓地は、大切な家族を供養するお墓として相応しいといえます。
近隣の住宅の洗濯物で囲まれていたり、工場の隣接地にある墓地などは、お参りをしていても何となく落ち着かない様に感じます。
霊園や寺院の多くは、お墓にお供えをしてから枯れてしまった花を定期的に回収しています。
墓地を見学の際には、お墓の枯花の処分や各家の墓石の管理についてスタッフに確認しておくと安心です。
墓石の掃除は、原則として家族が行う決まりのところが一般的です。
以前に建てられたお墓全体を確認して、汚れているところが少ないようでしたら管理がいきとどいているといえるのではないかと思います。
お墓の陽当たりは良いに越したことはありませんが、お盆などの夏場に終日カンカン照りというのも、お参りする人が参ってしまいます。
適度の陽当たりが良い墓地が、快適にお参りできるのではないかと思います。
最近の墓地は、石の参道やインターロッキングブロックを参道に敷き詰めるなど、歩きやすくなっているところが増えました。
よく水が溜まる場所は、そこだけ黒ずんでいる場合が多いので、墓地を見学の際には水はけの具合を確認しておくと安心です。
永代供養墓の多くは、永代管理が採用されています。
永代管理のお墓は、先々の墓地管理料を前納いたしますので、維持費は不要になります。
永代管理では、以降の管理料の請求がありませんので、管理料未納による墓地使用権末梢の心配がありません。
永代管理で墓地使用権が保障される期間につきましては、霊園や寺院によってことなります。
これらの規程は、墓地使用規程などで確認できます。
永代供養墓として受付しているお墓の中には、墓地管理料などの維持費が必要な条件のところもあります。
維持費が必要な条件のお墓は、維持費が未納になった際の処遇を確認しておく必要があります。
維持費が必要な永代供養墓は、少子化への対応は不十分といえます。
永代供養墓では、埋葬可能な人数を設定している場合が少なくありません。
希望に沿った人数の埋葬が可能かを、十分に確認しておく必要があります。
また、先々に埋葬者を追加できる場合は、その時の費用や手続き方法などを確認しておくと安心です。
最近では、お寺であっても宗派を問わない受付をしているところが増えてきました。
都市部の寺院では、法事や葬儀の依頼があるお宅を檀家さんと呼んでいます。
檀家の解釈は、お寺や住職によって曖昧なのが現状ですが、新たにお墓を求める人にとっては敬遠したい言葉です。
宗派を問わない受付をしている寺院の場合は、本堂を使用した法事をしていただけるかを確認しておくと、法事をされる際の計画を立てやすくなります。
また、お盆のお参りや自宅での法事を希望する人も、同様に確認をしておくと安心です。
永代供養墓では、埋葬されている方々の定期的なお供養が勤められます。
永代供養といっても、具体的に行っている内容はお寺によって違います。
お寺では、どのようにして故人様の供養が行われるのかを知ることで、お寺の方針を確認することができます。
ご住職とは初対面に近い状況からスタートする人も多いのではないかと思いますが、遠慮せずに尋ねることをおすすめいたします
ご住職との会話の中で得た内容が、今後に家族が勤める供養の手引きになることもあります。
寺院によっては、家族が参加での定期的な合同法要を行っています。
毎年、家族が立ち会って勤められる法要は、寺院への信頼感が増すため、残された家族にとっても大切な行事といえます。