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永代供養墓の2つの永代

2023.06.16

京都東福寺龍眠庵のお墓のコラム

永代供養墓の2つの永代

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

東福寺龍眠庵では、2022年5月より樹木葬永代供養墓の受付をしています。

ご見学のお客様からは「永代供養だから安心・・・」と仰っていただいております。

永代供養墓の内訳の中には、2つの永代が組み込まれています。

本項では、永代供養と永代管理の2つの永代について解説させていただきます。

永代供養墓とは?

永代供養墓の特徴

永代供養墓には、一般的なお墓には無い特徴が2つあります。

永代供養墓は、墓地管理者によって約束された期間お墓が維持されます。

永代供養墓の中でも、東福寺龍眠庵のように無期限で維持されるお墓は、永久墓と呼ばれます。

東福寺龍眠庵の永久墓は、地震などで墓石が損傷した際も、寺院が補修を行いながら墓石は維持されます。

また、お墓に埋葬された方々のお供養を定期的に継続して勤める永代供養も特徴の1つです。

少子化・核家族化に対応したお墓

永代供養墓が生まれた背景には、少子化や核家族化があります。

墓地を承継する人がいない方や、遠方に暮らすお子さんがお墓を承継する意思がない場合は、今までのお墓では維持することが出来なくなってしまいます。

そのため、最近では「墓じまい」をするご家庭が増えているようです。

このような時代の中でも安心して立ってていただけるお墓として生まれたのが永代供養墓です。

墓石を維持する仕組み(永代管理)

永代供養墓の特徴の1つである永代管理について解説させていただきます。

永代管理は、墓地管理料の支払い方法の1つです。

今までのお墓の多くは、墓地使用者(名義人)には、定期的に墓地管理料を納める義務がありました。

この場合には、墓地管理料が長期間未納になりますと、墓地使用権は抹消されてしまいます。

後継者がおられない場合は、次世代に墓地を承継できませんので、墓地管理料を納められなくなります。

そこで、新たな墓地管理料の納付方法として出来たのが永代管理です。

永代管理が出来た当初は、前納していただいた50年分の管理料を前納していただき、50年経過後も利息で運営する予定でした。

そのため、無期限で墓石を撤去しないものが多かったようです。

最近では、30年や50年など、あらかじめお墓の維持期間を定めた永代管理が一般的です。

また、期間満了後に行う「墓じまい」の費用も合わせて前納できる墓地もございます。

永久墓とは?

永久墓では、墓石の保存も視野に入れた永代管理が採用されています。

東福寺龍眠庵の永代管理では、風化が進んで朽ちるまで寺が墓石を維持します。

墓地使用者には、墓石の補修費用の請求はありません。

このような仕組みを作るために、各家が使用する墓石も寺院の施設にする必要がありました。

今までのお墓は、地震などでの損傷を墓石所有者である墓地使用者(名義人)が修理をしてきました。

墓石所有者を寺院にすることで、寺に修理の義務は移ります。

永久墓にすることで、修理や墓じまいの心配がなくなり、さらに安心してお墓を建てていただける仕組みができました。

定期的にお供養を勤める仕組み(永代供養)

永代供養墓では、埋葬された方々のお供養を定期的に勤めています。

お供養を勤める時期や頻度は寺院によって違います。

東福寺龍眠庵では、毎年9月の彼岸期間中の日曜日に、ご家族と共に合同での法要が勤められます。

合同法要の日時などは、ご家族に案内状を郵便してお知らせしています。

永代供養といいましても、寺院によっては、お供養を継続する期間を、あらかじめ定めている場合もあります。

龍眠庵では、お供養の期間を定めていませんので、その時々の住職に引き継がれながら継続したお供養が勤められます。

永代供養とは?

永代供養は、檀家の依頼を受けた菩提寺が故人様のお供養を定期的に勤められていました。

菩提寺と檀家との長年の付き合いを前提としたお供養でしたので、広く一般には知られていなかったと思います。

そのため、永代供養について誤解をしている人がおられます。

永代供養の誤解について

特に若い方々が誤解をしていることが多いように思います。

  1. 永代供養を依頼すると家族はお供養から解放される。

  2. 永代供養を依頼したら家族はお供養が出来なくなる。

  3. 永代供養を依頼するとお墓の面倒をみてもらえる。

  4. 子供がいるので永代供養は不要だ。

1と2について

永代供養は、ご家族が勤める日々のお供養とは別に寺院が独自で勤めています。

永代供養を依頼後は、ご家族と寺院がそれぞれに故人様のお供養を勤めますので、ご家族はご自身の意思でお供養をしてください。

お供養については分からないことが多いため、特に若い方々にとっては、よくわからない何となく面倒なことのように感じるかも知れません。

中には「解放されたい」という表現に憤りを感じる人がいるかも知れませんが、「お供養」からではなく「よくわからない諸々や心配」から解放されたいというのが、本当のところではないかと思います。

3について

前章で、永代管理について説明をさせていただきました。

永代供養と永代管理を混同している人がおられますが、それぞれに役割は違います。

永代供養墓の中には、稀に永代管理を採用していないお墓もあります。

「永代だから大丈夫」と決めつけないでください。

お墓を申し込みする際には、永代管理の規程や詳細事項についても十分に確認していただくように心がけてください。

4について

前章の永代供養についての説明でご理解いただけると思いますが、「子供がいる」と「永代供養」については、直接の関連がありません。

後継者がおられない人が永代供養を希望するケースが多いため、このような誤解をする人が実はけっこうおられます。

永代供養を希望の有無については、後継者の有無とは関係しませんので、永代供養は家族と寺のそれぞれが共に勤めるお供養としてお考え下さい。

まとめ

東福寺龍眠庵の隣にあるお寺「霊源院」では、約20年前から永代供養墓の受付をしています。

受付が始まった頃の永代供養墓は、あまり世間に認知されていませんでした。

また、ちょうど宗教離れといわれていた時代でしたので、お墓を護る寺院への不信感も強いように感じていました。

この20年は、インターネットが普及した時代でもありましたので、広く永代供養墓が認知されて普及が加速したように感じています。

前章では、若い方々のことについて触れましたが、SNSの普及に伴い「赤信号みんなで渡れば怖くない」という風潮が自然と起こります。

過去には、お供養などの仏事については両親から引き継がれるものだと思っていました。

ご両親は、お墓を通じて出逢ったご住職からのアドバイスを参考にしながら「我が家流のお墓参り」「我が家流のお供養」を、ご家族で共有しながら次世代に引き継いでいただければと思います。

過去の風習ばかりに囚われて疲弊してしまっては、故人様も喜ばないでしょうから本末転倒だと思います。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
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