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樹木葬墓地とご納骨に必要なもの

2022.11.27

京都東福寺龍眠庵のお墓のコラム

樹木葬墓地とご納骨

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

午前中は、京都市中京区にあるお寺で、古い墓石から新しい墓石に建て替えていただいたお客様の開眼法要とご納骨がございました。

その後は、急遽ご見学のご予約をいただいたお客様に、霊源院墓地と龍眠庵墓地の永代供養墓の説明をさせていただき、「永代供養墓 庵(いおり)」ご予約をいただきました。

龍眠庵墓地の永代供養墓は、一昨日も1件のお客様に「永代供養墓 円満(えんまん)」ご予約をいただきましたので、今回の募集分は徐々に残りが少なくなってまいりました。

昨日もご見学のお客様がございましたが、ご見学並びにご予約をいただきまして、誠に有難うございました。

午後からは、宇治市にある大本山黄檗宗の塔頭寺院である宝善院さんで、樹木葬墓地へのご納骨の立ち合いをさせていただきました。

宝善院の永代供養樹木葬

宇治市宝善院の樹木葬墓地

 

樹木葬墓地を受付している宝善院は、京阪「黄檗駅」から徒歩3分の場所にございます。

近くには、黄檗宗の大本山「萬福寺」があってお寺が並ぶ通りは、何となく懐かしいような風情があります。

最寄駅からも近く、お墓参りしていただきやすい環境を活かして、境内では都市型樹木葬墓地の受付をしています。

土葬と樹木葬についてアレコレ

以前は、山林などにご遺骨を埋葬して、墓石の代わりに植樹をしたものを樹木葬と呼んでいました。

このことから、樹木葬とはお墓の呼称ではなく、土葬などと同様に埋葬の方法を表した言葉でした。

土葬との違いは、火葬されたご遺骨を埋葬することがあげられますが、もう一つ大きな違いがあります。

土葬をされた場合の多くは、埋葬した所とは別の場所に供養塔としての墓石を建てていました。

土葬をする場所が居住地から近い場合は、すぐ近くに墓石を建てる場合が多いようでした。

居住地から遠い場合は、自宅近くの寺院の境内などに供養塔を建てさせていただき、家族はそちらにお墓参りをしていました。

初期の頃の樹木葬では、「墓石が不要のお墓」を謳い文句にしていましたので、お墓参りの習慣に慣れた方々の中には戸惑いを感じる人もあったようです。

樹林葬から都市型樹木葬へ

初期の頃の樹木葬は、埋葬された場所での足場の悪さや交通アクセスなど、高齢者のお墓参りには不向きな面がございました。

しかし、低予算での個別埋葬ができるなどの利点があり、新たなお墓として関心を持たれる方が沢山おられました。

しかし、本来の樹木葬がもつ特徴を欠点と感じる方々も沢山おられたようです。

このような状況を受けて、公園墓地の中に樹木葬エリアが出来るようになりました。

また、様々な寺院では公園墓地での樹木葬を小規模にしたものが出来てきました。

このような樹木葬の特徴である低予算や緑に囲まれた雰囲気と利便性を兼ね備えたお墓は、都市型樹木葬と呼ばれるようになりました。

また、本来の樹木葬は樹林葬と呼ばれるようになり、都市型樹木葬と区別されるようになりました。

ご納骨の際に必要なもの

ご納骨の際に必要なものにつきましては、霊園や寺院によって若干異なると思いますが、ここでは代表的なものを紹介させていたあきます。

ご遺骨

  • ご納骨をされる時期については、特に決まりはありません。

  • 地方によって違いがあるかも知れませんが、一般的には四十九日までは自宅でお供養をして、四十九日を過ぎるといつ納骨をしても良いといわれることが多いようです。

  • 四十九日、百ヶ日、一周忌、三回忌などの、法事の後に納骨を計画される方が多いように思います。

  • また、これからお墓を確保する場合は、墓石などの完成期日を考慮する必要があります。

埋葬許可証(火葬証明書)

  • 埋葬許可証は、火葬後に自治体が発行する書類です。

  • 自治体によっては、書類の名前が火葬証明書の場合もあります。

  • 埋葬許可証は、遺骨を墓所に埋葬する際に、墓地管理者に提出いたします。

  • 火葬後に斎場で受け取りますが、紛失を防ぐために葬儀社さんは、お骨の箱の中に入れておくことが多いようです。

改葬許可証

  • 改葬許可証は、他の墓所に埋葬されていた遺骨を別の場所に再埋葬する際に、墓地管理者に提出する書類です。

  • 現在埋葬されている墓所を管轄する自治体(市役所や役場など)で、改葬許可申請を行いますと発行されます。

  • 改葬許可申請書の書式や書類の記入方法などは、自治体によって異なります。

  • 骨壺から出した遺骨を昔に埋葬された方は、遺骨が土に還っている場合があります。

  • 改葬許可証は、遺骨を再埋葬する際に必要な書類ですので、お墓の中の土を再埋葬する場合は原則として必要ありません。

供花

  • 一般的な墓所には、花立が付属していると思います。

  • 花立が2個の場合は1対(2束)、花立が1個の場合は1束の供花を用意します。

  • 霊園や寺院によっては、色花ではなく樒(しきみ)などの指定がある場合もありますので、事前に確認をしておくと安心です。

供物

  • 一般的には、故人様の好物をお供えする場合が多いように思います。

  • 例えば、果物・お菓子・ワンカップのお酒や缶ビール・缶ジュース・お餅などをお供えされている人を多く見かけます。

  • 埋葬の際に読経をしていただくご住職によっては、決められた供物の指定がる場合がありますので、事前にご住職に確認をするようにして下さい。

納骨袋

  • 関西エリアなどの多くでは、お墓に埋葬をする際に遺骨を布製の袋に移し替えてから埋葬いたします。

  • 市販の納骨袋は、墓石店や墓地管理者より入手できる場合が多いと思います。

  • 手作りされる人は、遺骨を土に還す必要があるため、天然素材の生地を使用してください。

  • 晒などの目の粗い生地は粉が落ちてしまいますので、木綿のワイシャツのような感じの生地の方が納骨袋には適しています。

  • 骨壺のままで埋葬される場合は、納骨袋は不要です。

その他

  • お線香やローソクをご用意ください。

  • 喪服などの服装については、地域性などもありますので、事前に墓地管理者や墓石店、ご住職などに確認をしておくと安心です。

  • 仏教徒の方は、お数珠は必須になるのではないかと思います。

  • 葬儀式をしていただいたご住職とは別の寺院に埋葬法要をしていただく場合は、「ご戒名・俗名・死亡年月日・享年(行年)」を書いたメモを法要の前にご住職に渡していただきますと、スムーズに読経をしていただけると思います。

これからお墓をお考えの方や、埋葬法要を予定されている方が参考にしていただければ幸いです。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
  • 担当 柳田 貴人
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