東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
以前に東福寺霊源院墓地で永代供養墓を建立いただいたお客様からのご依頼で、ご実家と親族のお墓の墓じまいをさせていただきました。
姉妹でご実家のお墓のお参りをされていましたが、男兄弟がおられませんので、ご両親のご遺骨を永代供養墓に改葬を計画されていました。
昨今のコロナ禍で計画が伸びていましたが、このたび改葬されることになりました。
先日、お坊様による正念抜き(抜魂法要や閉眼供養とも呼ばれる)を済ませていただきました。
その際に、ご自身で遺骨を引き上げて霊源院さんに持参をする予定をされていました。
筆者の経験上、納骨穴から手を突っ込んでの引き上げは、どうしても遺骨を残してしまいます。
墓石の撤去作業時には、また残った遺骨を拾わないといけません。
そこで、墓石の撤去作業時に筆者が責任をもって納骨袋に拾い集めて、霊源院さんに届けておくことを提案させていただきました。
お客様からは「助かります」とのご返事をいただきましたので、作業の終了時に遺骨を霊源院さんの本堂に届けさせていただきました。
今回の作業では、墓石2基と巻石、コンクリートで造られた納骨室2ケ所などの解体・撤去をさせていただきました。
墓石につきましては、お客様と相談の結果、全て処分をさせていただくことになりました。
撤去後の墓地には、きれいな真砂土を敷いて聖地をさせていただきました。
今月の中旬に永代供養墓への埋葬される予定ですが、龍眠庵や霊源院では埋葬の当日まで本堂で遺骨を預かっていただくことも可能です。
午後には、弊社の店舗に永代供養墓のご相談のお客様がお見えになりました。
先日ご自身で、霊源院と龍眠庵の永代供養墓の下見を済まされたとのことでした。
霊源院のご住職ともお話をされていて、ご住職には好感をもたれているご様子でした。
龍眠庵墓地の法務を霊源院のご住職が手伝われていることをご存じなかったようでした。
龍眠庵での法要も霊源院のご住職が勤めていること説明させていただきましたら、龍眠庵の永代供養墓を前向きにご検討いただけるご様子でした。
ご相談のお客様も、遠方にあるご先祖様やお父様が眠るお墓の改葬を計画されていました。
毎年ご夫婦でお墓参りをされていたそうですが、遠方であることや墓地の除草が、年々大変に感じるようになって来られたそうです。
改葬の手順などを説明させていただきましたが、改葬を進める際には遺骨を改葬する場所の確保から始める必要があります。
先方の寺院には、まだ計画をお伝えされていないとのことでしたが、改葬先の確保が具体的になりましたら、安心してご相談をいただけるのではないかと思います。
お客様には後継者がおられますが、これからの少子化の時代を見越して永代供養墓に関心を持たれたそうでした。
また、東福寺駅から徒歩でお参りができて、無料の駐車場が近くにあることなど、交通の便の良さを気に入っていただきました。
本日は、龍眠庵永代供養墓の資料をお持ち帰りいただきました。