東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。
とある霊園での事ですが、「ペットの遺骨を一緒に埋葬できますか?」という質問がありました。
今回は、ペットと一緒のお墓について書かせていただきます。
先日、霊園を見学されたお客様よりペットの埋葬についての問い合わせがありました。
このような問い合わせは、毎年3~4件程度あります。
ご希望の霊園がございましたので、そこの墓地使用規程を確認したところ、ペットの埋葬についての記載がありませんでした。
墓地管理者に尋ねてみたところ「ペットの埋葬を禁止していませんが、犬や猫が嫌いな人もいるでしょうから、あまり公にしないようお願いします」とのことでした。
故人様の遺骨を埋葬する際に、メガネなどの遺品や、般若心経を書いた写経をお骨と一緒に入れて欲しいと希望する人がおられます。
ペットの遺骨は、それらと同様に「物」として扱われますので法的な規制はありません。
ただし、各霊園では独自の使用規程がありますが、使用規程で禁止されていることもありますのでご注意ください。
株式会社メモリアルアートの大野屋では、関西では逸早く神戸山田霊苑内に「ウイズペット(商標登録)」区画を設けて、ペットと一緒に埋葬できるお墓の募集を始めました。
その後、いろいろな霊園でもペットと一緒に埋葬できるお墓が徐々に採用されるようになっています。
各地にペット霊園はありますが、屋外飼育から屋内飼育に変ったことで「ウイズペット」を希望する人が増えたのではないかと思います。
最近では、自分たち夫婦の生前墓の確保をする人が増えていますが、先々にはペットも一緒ということに安心されているように感じます。
前章で紹介した神戸山田霊苑のウイズペットでは、ペットも一緒の埋葬を公表していますので、文字彫刻の制限はあまりありません。
ただし、ペットとの埋葬を公にしていない墓地では、「ポチ」などの名前の彫刻や「肉球などのマーク」の彫刻は無理だと思ってください。
ウイズペットのようなペットの埋葬に特化したお墓の場合は、墓石彫刻のデザインを用意していたり、霊名を彫刻する方法などのアドバイスをいただけると思います。
それぞれの想いがこもった墓石が並んでいるのを拝見しますと、区画全体も明るい雰囲気に感じます。
本項では、ペットと一緒のお墓について書かせていただきました。
筆者はペットを飼っていませんので、皆様の気持ちに添えた内容になったか少し不安です。
お墓参りの方法につきましては、一般的なお墓と変わらないのではないかと想像します。
ただ、お供え物の内容につきましては、多少変わるかも知れません。
この記事は石材店からの案件ではありませんが、詳しくは受付をしている会社に聞いていただいた方が確実ですので電話番号を記載させていただきます。
株式会社 メモリアルアートの大野屋
阪神エリア(神戸山田霊園内)
電話 0120-35-8805(水曜定休)