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お墓の生前確保

2025.12.03

京都東福寺龍眠庵のお墓のコラム

お墓の生前確保

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

本日、電話でのお問い合わせをいただきました。

お母様のお墓を生前に確保しようかとのご相談でした。

本項では、お墓の生前確保について紹介させていただきます。

生前にお墓の確保を考えている人が増えています

最近は終活をしている人が多く、それらの活動の中で自分たち夫婦のお墓を用意しておく人も増えています。

東福寺龍眠庵の樹木葬付き永代供養墓を例にあげますと、31%の方が生前墓としてご自身達のお墓を申し込まれています。

永代供養墓の方が、従来のお墓に比べてお墓を生前確保する割合は多いように感じています。

永代供養墓が生前建墓の方に人気のある理由は、先々の墓地管理料の納付が不要であることが大きいのではないかと思います。

龍眠庵の永代供養墓のように永代管理を採用しているお墓では、余分な期間の管理料の支払いがありませんので、申し込み時期に関わらずお支払総額は変わりません。

永代供養墓は、お墓の生前確保を検討している方々の後押しになっているのかも知れません。

生前建墓に違和感のない時代

本日、お問い合わせをいただいたお客様は、「母は元気なのですが歳も歳なので・・・」と、お話の中で何度かおっしゃっていました。

最近では、元気な両親のお墓の話をするのは何となく気まずいという感じの人は、随分少なくなりました。

今回のご相談者様の思いとしては、お母様が元気な間にお墓を用意しておくことに抵抗感があったのかも知れません。

ご相談をお聞きしているうちに、「なんと親孝行なご兄弟で・・・」と思いながら質問にお応えしておりました。

龍眠庵では、60代でご自身のお墓を確保しているなど、生前確保された方の例を紹介させていただきました。

樹木葬付き永代供養墓「樹陵」は、登録のあった最後の方が埋葬後30年が経過しますと、本堂前の庭に改葬して樹木葬に移行します。

30年という部分だけが注目されてしまうようで、お墓の確保した時点から30年と誤解する人もおられるようです。

最後の方が埋葬されて30年後に追加登録する人が無い場合というのは、お墓参りをする人がおられなくなった頃というつもりで設定させていただいた期間です。

お墓の生前確保をお考えの方も安心してお申し込みください。

  • お墓のあるある話

  • ご主人さんの兄弟が多い場合にありがちなあるある話です。

  • ご主人さんが逝去された際に、郷里の兄弟さんから「隣に墓地が空いてるから郷里に連れておいで・・・」と連絡をいただくケースがあるようです。

  • 郷里が近い場合は良い話かも知れませんが、遠い場合には「何となく断り難いし、どうしよう?」という感じになってしまいます。

  • 実際に、数件のお客様からご相談のあったことなのですが、ご主人が逝去されますと「奥様」から「お嫁さん」という微妙な立場になってしまうようです。

  • このような場合は、奥様ではなくご子息を通じて話を進めていただいた方が丸く収まるようでした。

  • 親戚づきあいは大切だと思いますので、このようなケースをご心配の方はお墓の生前確保をおすすめいたします。

生前確保に適したお墓とは?

お墓選びをする際に、まずはご予算が気になるのではないかと思います。

その他に重要とされることは、交通アクセスや墓地の環境ではないでしょうか。

これらの条件をクリアした中で、生前確保に適したお墓とは?について考えてみます。

おすすめ①「永代管理のお墓」

  • 前章でも書きましたが、永代管理のお墓は申し込みの時期に関わらず必要な費用は一定になります。

  • また、先々に管理料の徴収がありませんので、ご家族への負担軽減につながります。

おすすめ②「人数制限のないお墓」

  • 永代管理のお墓の多くは永代供養墓になります。

  • 永代供養墓の中には、埋葬可能な人数を決められているものも多いようです。

  • お墓の生前確保ということですと、確保されてからの期間は長くなると思われます。

  • 特にご子息がおられる場合では、遠い先のことまで決めておくのは難しいため、埋葬人数などの制約はない方が無難です。

おすすめ③「使用可能期間が十分なお墓」

  • 墓じまい不要と謳っているお墓では、あらかじめ使用できる期間が決まっている場合が多いようです。

  • このようなお墓の場合に、特に注しなければならないことは、期間のカウントが始まるタイミングになります。

  • 申し込み時点からカウントされるお墓は、生前確保には適しませんのでご注意ください。

お墓の生前確保の利点

関西エリアでお墓を生前確保するは、今まで寺院とのご縁がなかった人が多いように感じます。

お墓を通じた寺院との出会いが、先々に法事などを安心して依頼できる住職との出会いにも繋がっているようです。

少子化の時代では、一人っ子同士の結婚などもあって、お供養を負担と感じてしまうこともあるようです。

安心してお供養の依頼ができる寺院があれば、気持ちの負担も解消されるのではないかと思います。

このようなお寺との関係を希望する方は、お墓を見学の際に、必ずご住職との面談を申し出てください。

「こんなことを聞くと失礼」等を、過度に意識せずに遠慮なく質問をなさってください。

その方が、後々にお互いに良い関係が築けるのではないかと思います。

まとめ

東福寺龍眠庵には、筆者と妻のために準備した生前墓も建っています。

お墓が完成した時は、何だかよく分かりませんが、とても嬉しい気分でした。

完成したお墓を見に来た妻も「安心した」と言っていました。

宜しくお願いします。

  • 有限会社 オフィス石太郎オフィス石太郎
  • 担当 柳田 貴人
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