京都東福寺龍眠庵のお墓のコラム

お墓の開眼供養

東福寺龍眠庵墓地指定石材店のオフィス石太郎です。

本日は、樹木葬付き永代供養墓「樹陵」を生前確保された方の開眼供養がありました。

新たなお墓を確保されたお客様のほとんどが、開眼供養は初めてという方が多いのではなかと思います。

そこで、お墓の開眼供養についてアレコレ書かせていただこうと思います。

• 目次
  

• ①お墓の開眼供養とは？

• ②「先祖供養は長男がしています」

• ③お墓の生前確保に適した「樹陵」

• ④ご子息のおられる方は

• ⑤まとめ

お墓の開眼供養とは？

開眼供養ですが、宗派やお墓のある地域によっては、多少ニュアンスが違うかも知れません。

本項では、龍眠庵での開眼供養について紹介させていただきます。

お墓の開眼供養とは、新しく出来たお墓の前で、お坊さんが読経をして墓石に魂入れをする儀式です。

余談ですが、真宗や浄土真宗の寺院では、開眼供養といわずに建碑式といいます。

時々、生前建墓の方から「誰の魂？」というような感じのご質問をいただきます。

龍眠庵では、その家のご先祖様がお墓にお越しいただき、生前建墓の方々もご先祖供養の場としてのお参りいただくようにお願いしています。

「先祖供養は長男がしています」

お客様の中には、「先祖供養は長男がしています」と仰る方がおられます。

「・・・長男がしています」の後には、おそらく「私達はしなくても良いんです」が続くのではないかと思いながら、お聞きしています。

日本では、兄弟の中の代表者（長男の場合が多い）が、ご先祖のお墓やお仏壇をお守りする習わしが昔からあります。

このような習わしを、「代表者＝担当者」という意味合いで捉えている人が多いように感じます。

筆者は、「代表者＝チームのリーダー」が正解じゃないのかなと思っています。

「長男がしています」と仰るお客様に反論したりはしませんが、身近にご先祖様を感謝する場ができることは良いことだと思います。

お墓の生前確保に適した「樹陵」

龍眠庵の樹木葬付き永代供養墓「樹陵」は、わらべ地蔵さまをお祀りするお墓です。

そのため、お墓の開眼供養当日には、お地蔵さまの魂入れも行われます。

そのため、生前建墓の方には「時々お地蔵さまにお参りくださいね」とお伝えするようにしています。

生前建墓の方も、お地蔵さまには自然と手を合わせていただけるのではないかと思います。

龍眠庵は、静かな環境のお寺ですので、気持ちのリフレッシュも兼ねて時々お参りいただければと思います。

ご子息のおられる方は

核家族化の中では、遠方に住むご子息も全員で墓地の見学にお越しになることはほとんどありません。

特に生前墓を検討している場合では、ご夫婦だけでお越しになる場合がほとんどです。

ご高齢の場合では、近所に住むご子息が同伴される場合もあります。

お墓が完成しますと、一般的には開眼供養を行います。

龍眠庵では、開眼法要の時期についてはお客様にお任せしていますので、強制することはありません。

本日、開眼供養をしていただいたお客様の次男さんは、初めて龍眠庵にお越しいただきました。

お墓の開眼法要ですが、ご子息にお墓の場所を伝えると同時に、家族でお墓の新築をお祝いいただければと思います。

まとめ

筆者夫婦のお墓も東福寺龍眠庵で確保しました。

お地蔵さまをお墓のデザインに取り入れた「庵（いおり）：完売」を設計して、真っ先に申し込みをしました。

その後に、ご住職に開眼供養をしていただき、その時はとても嬉しい気分になりました。

考えてみれば、全国的にも紅葉で有名な東福寺の境内にある塔頭寺院に自分たち夫婦のお墓があるなんて、もしかして凄いことなんじゃないかと思ったからです。

お墓に対する思いは、それぞれに異なるとは思います。

本日開眼供養をされたご家族も、皆さん笑顔で晴れやかな感じがしました。

お墓ができるということは、やはり人生において一つの節目になるのは、皆さま共通していえることではないかと思います。

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